辛い思い出も

昔の辛い出来事を思い出し、あそこはこうすればよかったと後悔を繰り返してしまう人がいる。記憶と一緒に、当時の気まずい雰囲気、気持ちがよみがえる。それが、数年から、10年、20年前と、時間がどんなに過ぎても、思い出せてしまう。
 
嬉しい記憶、楽しい記憶よりも、辛い記憶の方が、強い感情と結びついているだけに鮮明で、不愉快になるのが分かっていながら思い出してしまい、さらに強く頭に残る。

この記憶、当時と全く同じ印象を忠実に記憶し、繰り返し思い出しているかといえば、そうでもない。思い出しては、こうだったに違いないと、ありもしない話になることもあり、カタチがないだけに、不安定なもの。
 
悪い記憶をどうにかするには、漠然と当時の記憶を感じれば、以前と同じ気分になるが、立ち止まり、当時の状況を現在の感覚で考えてみれば、違った解釈ができることもある。
 
例えば、昔、学校で恥をかいたことも、当時は、顔が赤くなるほど恥ずかしかったかもしれないが、学生から社会人になり、振り替えれば大したことじゃないと思うことはよくある話。

直接、記憶を変えることはできないが、そのときに感じた感情は変えることができる。記憶は、感情と強く結びついているのだから、その感情を変えれば、記憶の重みも変わってくるはずだ。

辛い思いをするのは、そのときだけで十分。誰に責められるわけでもないのに、勝手に思い出し、辛い思いを繰り返すのは、憂鬱になるだけじゃないだろうか。

タグ:辛い思い出
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

孤独なようで美人かどうか ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。