なりの生き方

他人と比較して、うちはどうしてダメなのかと考える人がいる。中でもよく言われるのが、自分の息子、娘と友人に関する学歴や仕事の話。友人が、一流大学を出て、大企業に就職すれば、親は大きなジェラシーを感じることになる。
 
このとき、忘れがちなのが、親の存在。子供の学歴というと、子供が一人で一方的に頑張ればどうにかなると思われがちだが、そんなことはない。

親が教育に関する知識があり、好んで学習する環境を整えなければ、いくら同じようにお金をかけたとしても、上手くいくものではない。両親が全く別の方向を向いていれば、子供に不安は伝わり、学力にも悪い影響が出るもの。 

親が賢いからこそ、子も賢くなる。現在の子供の姿が、育てた親の技量、実力と言えるかもしれない。まれに、どうしてこの親からこんな子供がということがあるが、親が悪い手本となり、それがいい影響として現れることもある。

では、高学歴、大企業に入ることが成功するいい人生かというと、それは、学歴がある人の生き方。そうではない人にも、その人なりの生き方がある。

飲食店や美容院をチェーン展開する社長には、高学歴ではない人が多い。この人達が、高学歴で大企業に勤める人に比べ、収入や社会的ステータスは下かといえば、そんなことはない。
 
世の中には、学歴が影響する分野と影響しない分野がある。学歴がある人はある人なりの、学歴がない人にはない人なりの成功する道がある。

道が二つに分かれているのに、学歴がない人が、高学歴の道を歩もうとすれば、事は上手く運ばない。それは、そういう仕組みになっているのだから、仕方ない話。
 
一方の道だけが、輝かしい、成功する人生ではない。人には、どんな状況からでも成功する道が、必ずどこかにある。誰かをうらやみ、落胆するより、息子や娘が成功するかもしれないと親は信じて応援するべきではないだろうか。

タグ:生き方
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